「ざんげの値打ちもない」は、ヒットチャート上位まで登った歌謡曲の中では、最大の残酷物語だと思います。10代中ばにしてドロドロの恋に落ち19にして憎い男をナイフで刺し殺してしまうのですから・・・。
いじめや誹謗中傷、憎しみが満ち溢れ、人の心の醜さが日々痛感させられる世の中ですが、ミレイさんの情念に満ちた歌声を聴くと、ますます心の中が地獄に落ちていくような心境になります。実際このCDを聴いて、思い出したくないほど憎んでいる者を思い出してしまったのです・・・歌唱力は申し分ないですが。